2009年 11月 23日
今夜のヤフオク
むかしむかしの日曜夕方に放送されていたアニメ『おじゃまんが山田くん』のワンシーンを思い出す。名前は忘れたが、脇役に三人の貧乏学生がいて、ある日、彼らはマツタケを一本手に入れるのだが、三人でその一本を分けて食べても何の腹の足しにもならない。それでは、ということで、そのマツタケを天井から糸で吊し、自分たちはそのマツタケの良い香りを嗅ぎながら、ご飯だけを炊いて何杯も食べるというシーンだった。

今晩のヤフオクには、この貧乏学生三人組にとってのマツタケ以上に相当する注目の商品が出品されていた。もちろん私は見物人にすぎないが、掲載されているカラー写真を見ているだけで、涎が垂れる。さながら貧乏学生の一人といったところ。

・ジョイス 『室樂』 (左川ちか訳、椎の木社、一九三二年)
・渡邊修三 『ペリカン嶋』 (ボン書店、一九三三年)

さきほど取引が終わったようだが、どちらも九万円近くまで行っていた。特に、後者の状態は非常に良さそうで、写真を見れただけでも眼福の至りだった。こういう稀本と一生縁のなさそうな私は、その香りのみを嗅ぎながら、クジラのしっぽを追いかけることにしよう。
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by anglophile | 2009-11-23 22:45 | 古本 | Comments(0)


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