2009年 11月 13日
この一週間で買った本   
十一月八日(日)はあちこちまわる。

<ブックオフ[二冊四〇〇円&一〇五円単行本]>
・津島佑子 『光の領分』 (講談社文芸文庫)
・庄野潤三 『夕べの雲』 (同上)
・室井光広 『おどるでく』 (講談社)

<某リサイクルショップ[一〇〇円]>
・吉行淳之介選 『蓮池 掌編コンクール傑作集2』 (角川文庫)
・文藝春秋編 『孤高の鬼たち 素顔の作家』 (文春文庫)
・幸田文 『動物のぞき』 (新潮文庫)
・石川達三 『転落の詩集・智慧の青草』 (同上)
・中村明 『現代名文案内』 (ちくま文庫)
・川瀬一馬 『随筆 柚の木』 (中公文庫)

『おどるでく』は一九九四年前期の芥川賞受賞作である。私が拾ったのは第二版(七月二五日発行)だが、初版(七月二〇日発行)にはそれなりの古書価がついている。というか、この本自体あまり見かけないように思う。きれいな帯も中に挟まっていたのでうれしかった。著者の室井氏は現在、東海大学の准教授を務めているとウィキにあった。ちなみに、この人は芥川賞受賞以前、ボルヘス論で群像新人賞も獲っている。

さて、日が改まり、本日は小松市に出張があったので、普段はなかなか行けない小松のブックオフに寄ってきた。あまり時間がなかったので、一〇五円棚をスキャニングする。

・石牟礼道子 『天の魚 続・苦海浄土』 (講談社文庫)
・町田康 『テースト・オブ・苦虫1』 (中公文庫)
・ジュンパ・ラヒリ 『その名にちなんで』 (新潮文庫)
・江戸川乱歩 『江戸川乱歩全集 第11巻 緑衣の鬼』 (光文社文庫)

町田康は、傑作長編『告白』を読んで以来、私のお気に入りの現代作家である。『テースト・オブ・苦虫』シリーズは先月第七集が出たばかり。文庫版は第三集まで出ている。ブックオフの一〇五円棚で拾える日を待ちわびていたが、ついにこの日がやってきた!

ジュンパ・ラヒリの『その名にちなんで』は彼女の第二作目にあたる長編小説。私はあまり外国の小説の翻訳本は買わないのだが、これが一〇五円棚にあるのを見るのは初めてだったのでとりあえず拾った。彼女の処女作『停電の夜に』は、今や全国のブックオフに必ず一冊以上は置かれているほどのベストセラーであった(笑)。ちなみに、私はこの第二作をスキップして、夏休みに第三作Unaccustomed Earth(邦題『見知らぬ場所』)を読んだばかり。すばらしい短編集だった。今後も楽しみな作家の一人である。

今日はさらに夕方にもう一軒。某一〇〇円ショップにて。

・野見山暁治 『四百字のデッサン』 (河出文庫)
・田辺聖子・選 『ロマンチックはお好き?』 (集英社文庫)
・久世光彦 『一九三四年冬-乱歩』 (新潮文庫)
・江國滋 『男性作法』 (旺文社文庫)
・フェルディナン・ソシュール 『一般言語学講義』 (岩波書店)

最後の一冊は、たまにこういうのもいいのではないかと。それにしても、部屋の中が...

◆『2666』読破メーター:495頁
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by anglophile | 2009-11-13 21:49 | 古本 | Comments(2)
Commented by 山本善行 at 2009-11-15 10:23 x
いやあ、かなり買っていますね、それも安く。読んでいて、私も古本屋さんに行きたくなりました。今から行ってきます。
Commented by anglophile at 2009-11-15 23:32
こんばんは。コメントをいただき、感激です!いつも「京都いいなあ、京都行きたいなあ」と思いながら、山本さんのブログを拝見しております。当方、四十日ほど前にブログを始めてから、くすぶり気味だった古本熱が再燃し、ブログのネタにと週末はせっせとブックオフ巡りに励んでいる次第です。今後もよろしくお願い致します。


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