2009年 10月 06日
ロベルト・ボラーニョからトマス・ピンチョンへ
今日は平日なので、どこにも寄ら[れ]ず帰宅。ということで、数週間前から読んでいる小説のことにでも触れてみようか。

・Roberto Bolaño, "2666" (Picador, 2009)

これは原書で約900ページの超長編と言ってよい。著者のロベルト・ボラーニョはチリ人作家で、2003年に50歳で亡くなっている。日本語でも1冊(?)翻訳が出ている作家のようだ。私はこの作家のことはまったく知らなかったのだが、ビンゴーさんという方のブログで知った。なんでも昨年のベストセラーだったらしい。

この『2666』は、2004年(死後出版?)にスペイン語で出版され、英訳版は昨年出ている。まだ邦訳はなく、私が読んでいるのは先月出たペーパーバック英訳版である。本編は5つの章に分かれており、今第2章に入って少しペースが落ちてしまった。4人の主人公が、謎のドイツ人作家Benno von Archimboldiを探し求めるというミステリー(?)仕立ての設定である。私好みの設定で第1章は非常に面白かった。第2章以降どうなるのか?

ところで、「謎の作家」ですぐ思い出すのが、トマス・ピンチョンである。今年、新作が出たようだ。前作から時間がそう経ってないのがピンチョンらしくない(笑)。と思ったら、400頁ほどの、ピンチョンとしては比較的短めの作品らしい。ピンチョンは昔『競売ナンバー49の叫び』と『V.』を読んだ。英語がかなり難しいので、原書で読むのは骨が折れた。それ以降の作品は、原書で購入しているが、いかんせんハードルが高すぎて放り出したままである。

ピンチョンといえば、新潮社が「トマス・ピンチョン コンプリート・コレクション」というのを企画しているらしい。季刊誌『考える人 2008年春号』にその宣伝が掲載されている。『ヴァインランド』以外の6作品はすべて新訳になるそうで、相当気合いが入っているらしい。しかし、この号には「2009年春刊行開始!」とあるが、果たして刊行は開始されたのだろうか?新潮社のHPを見てみたが、よく分からない。ついでに書いておくが、河出書房が企画中のロレンス・ダレルの『アヴィニョン五重奏』もすでに刊行予定が大幅に遅れている。まあ、「予定は未定」ということなのだろうか。

2666

Roberto Bolano / Picador

現在、読破中!

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by anglophile | 2009-10-06 01:02 | 読書 | Comments(0)


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